軽井沢町、宿泊税を6月1日より徴収開始——住民はどう見るか
今月から、軽井沢に宿泊される方に「宿泊税」がかかるようになりました。
2026年6月1日から正式にスタートした制度です。
軽井沢に住む私も、この変化を身近なこととして受け止めています。住民として感じること、率直に書いてみたいと思います。
・軽井沢の宿泊税が2026年6月1日にスタートしました
・税率は宿泊料金に応じて200〜700円
・歓迎しつつも、税収の使途に注目している
宿泊税ってどんな制度?
宿泊税は、軽井沢町に宿泊する際に1人1泊あたり徴収される税金です。
2023年に総務大臣の同意を得て、軽井沢町が独自に導入を決定しました。
税収は町分と長野県分に分かれており、最初の3年間(2026年6月〜2029年5月)は以下の金額が適用されます。
| 1泊の宿泊料金(1人あたり) | 宿泊税(町分+県分) |
|---|---|
| 6,000円以上〜10,000円未満 | 200円(町100円+県100円) |
| 10,000円以上〜100,000円未満 | 250円(町150円+県100円) |
| 100,000円以上 | 700円(町600円+県100円) |
1泊6,000円未満の宿泊には課税されません。
導入当初の3年間は、本来の税率より100円低い「減額措置」が適用されており、2029年6月以降は段階的に税率が引き上げられる予定です。
軽井沢に宿泊される方は、予約時に税額が加算されていることを確認してみてください。
住民として、この税に思うこと
正直に言えば、歓迎と心配が半々です。
まず歓迎したい理由から。
軽井沢はここ数年、観光客の急増によるオーバーツーリズムが深刻な問題になっています。夏の週末はどこへ行っても渋滞、ゴミの問題、自然環境へのダメージ——住民として肌で感じてきた課題です。
特に旧軽井沢銀座や星野エリア周辺は、ピーク時には歩くのも大変なほどの混雑になることがあります。
宿泊税の収益が観光インフラの整備や自然環境の保護に使われるなら、これは「来てくれる人にも、住んでいる人にも」プラスになりうる仕組みだと感じます。
観光客が増えるほど、町のインフラにかかる負担も増えていく。その費用を宿泊者にも少し担ってもらうという考え方は、筋が通っていると思います。
一方で心配な点もあります。
いちばん気になるのは、税収の使い道が住民に見える形で示されるかどうかです。
財源の使途が曖昧なままでは、住民にとっても観光客にとっても納得感が生まれません。「軽井沢が少しよくなった」と実感できる使われ方をしてほしいと思っています。
もう一つ気がかりなのが、地元の小さな宿への影響です。
軽井沢には高級リゾートだけでなく、長年にわたって地域を支えてきた民宿や小規模なペンションもたくさんあります。
宿泊税の導入によって予約が敬遠されるようなことがあれば、それはとても残念です。制度の運用状況を、引き続き見守っていきたいと思っています。
観光客・旅行者の感じ方
軽井沢を訪れる際に宿泊税を支払うことになっても、どうかネガティブに捉えないでいただけたら嬉しいです。
それはこの町の自然と文化を次の世代へ受け渡すための、小さな積み立てだと思っています。
私たち住民も、もっと住みやすく、訪れる方にも喜ばれる軽井沢を一緒につくっていきたいと思っています。税収がどう活かされていくか、住民として目を光らせながら、引き続きこのブログでもレポートしていく予定です。


